祝樽(角樽)は古く江戸時代の文化文政のころ、酒造りとともに樽造りが発達し、それが風情のある角樽を生みました。日本独特のかたちの美しさを今に伝え、祝儀ものとしての印象をいまなお受け継いでおります。
始めは素材に柳を使ったものが杉に代わって、樽も漆塗りの気品の有る高級品になり、とくに漆塗りの祝儀(角樽)は婚礼祭礼などのおめでたい行事に使われる様になりました。なかでも一升ものは「一生つれそう」と婚礼用に、半升樽は「商売繁盛」と縁起をかついで喜ばれ、商人のもとでももちいられました。