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お祝いブログ

【総集編】卒寿祝いで知っておくべき知識とおすすめのプレゼント、現代の祝い方

卒寿は90歳を迎える方をお祝いする行事です。長寿祝いは還暦をはじめいくつかありますが、特に平均寿命を上回る年齢でお祝いすることとなる米寿や卒寿などに関しては、一層長寿祝いらしいと感じる方も多いでしょう。 88歳の米寿は長寿祝いとして有名ですが、実は卒寿についてはあまり認知度が高くないと言われています。 しかし、卒寿もまた一生に一度の大切な節目であることに違いはありません。ぜひ、大切な方が卒寿を迎えた時には、お祝いをしましょう。 卒寿をお祝いする機会は、そう多くないかもしれません。そのため、卒寿について詳しく知らない、どのようなお祝いの仕方を選べば良いのか分からないと悩んでいませんか? 今回は、卒寿について知っておきたい豆知識や、お祝いの方法、プレゼントの選び方など、総集編としてまとめてご紹介。これから卒寿祝いを計画する方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

卒寿ってどんなお祝い?

  卒寿は、数ある長寿祝いの中の1つで、90歳を迎えた方をお祝いします。卒寿と呼ばれる由来は、漢字の「卒」が関係しています。 卒の旧字は「卆」です。見てわかるように、バラバラにすると「九十」と読めることから、卒寿となったと言われています。 卒寿が祝われるようになった時期については諸説あり、実ははっきりしていません。しかし、長寿祝いの習慣が中国から伝わり、その後日本独自の長寿祝いが発展したとされる室町時代以降だと言われています。

卒寿の他にも呼び名がある!?

実は、卒寿には他の呼び方もあります。囲碁に詳しい方はご存じかもしれませんが、卒寿は「星寿(せいじゅ)」とも呼ばれることがあります。 囲碁の正式な基盤には、縦横に19本ずつの線が引かれています。そして、361個の交点があり、星と呼ばれる黒い9つの点があります。この9つの点にちなんで、卒寿は星寿とも呼ばれています。

卒寿を祝うタイミング

卒寿は、数え年で90歳を祝うお祝いです。しかし、この数え年というのが、現代人にとっては分かりにくく混乱してしまいがちですよね。 現代は、卒寿のお祝いは数え年ではなく満年齢で90歳を迎えた時でも問題ないとされており、実際に満年齢で行う家庭が非常に多くなっています。

数え年と満年齢

数え年は、日本から古く伝わる年齢の数えかたです。90歳の卒寿を迎える方の多くは、数え年で年齢を数えていた方も多いでしょう。 数え年では、生まれた瞬間を1歳とします。そして、お正月に国民全員が1歳年をとります。ですから、例えば12月31日に生まれた場合、翌日には2歳になるということ。今ではなかなか信じられないことですね。 一方で、満年齢は生まれた瞬間を0歳とし、誕生日を迎える度に1歳年を重ねる数えかたですね。今は満年齢で数える方法が主流です。

皆が集まれるタイミングがベスト

卒寿のお祝いは、できれば家族みんなで行いましょう。卒寿を迎える方の中には、会いたくても自分から会いに行けない状態の方もたくさんいらっしゃいます。核家族化がすすみ、子や孫と同居する家庭が少なくなった現代では、家族みんなでワイワイとした時間を過ごすことも少なくなっているのではないでしょうか。 特に、卒寿を迎える方であれば、家族みんなで同じ時間を楽しく過ごすことこそが宝物だという人もいます。ぜひ、お祝いの日には駆けつけて一緒に楽しみましょう。 卒寿のお祝いは、誕生日に行わなければならないという決まりはありません。誕生日に近い休日や大型連休、敬老の日、正月など、離れていたり仕事が忙しかったりしても集まりやすいタイミングがベストです。 もし、誕生日以外の日にお祝いを行う場合であっても、誕生日にはきちんとお祝いの言葉を伝えましょう。電話でも構いません。こうすることで、卒寿のお祝いを楽しみにしている方ががっかりせずに済みます。

卒寿のシンボルカラー

長寿祝いには、それぞれシンボルカラーがあります。還暦の赤色は多くの方が知っているのではないでしょうか。 卒寿の場合、シンボルカラーは紫です。70歳の古希、77歳の喜寿も紫がシンボルカラーとなっています。紫は、長寿祝いによく用いられる色なのですね。

紫はもともと貴重な色だった

紫と聞くと、あまり良くないイメージを持つ方もいるかもしれませんね。しかし、紫はとても高貴な色とされてきました。例えば、冠位十二階での最も高い位は濃い紫色、その次の位は紫といったように、位の高い人に相応しい色として認識されていました。 昔は、紫色の染料はとても取りにくく、貴重な色であったといいます。 現代でも、学術や芸術で貢献した人には「紫綬褒章」が与えられるように、紫色にはおめでたい場面で用いられています。 こうしたことから、紫は昔から高貴な人に贈られる色として知られており、卒寿を迎える方へのプレゼントは紫色のものを贈ることが定番となっています。

卒寿のお祝いの仕方とポイント

  卒寿祝いの方法は家庭により異なりますが、特に多いのが食事会とプレゼントでお祝いする方法です。

食事会を開く

食事会を開く場合、卒寿を迎える方の状態をまず考えて、無理のない方法で行うようにしましょう。 90歳ともなると、体力が低下して長時間座っていることが難しくなったり、外出が難しくなることもあります。病気や障害、体力等を考えた上で、適した場所を選ぶ必要があります。 外食のメリットは、非日常を感じられること、手の込んだ料理や珍しい料理が食べられることなどがあるでしょう。食事会の準備にかかる手間が発生しない点もポイントです。 しかし、介護が必要な状態にあるなど、状態によっては外出が困難な人にとっては十分に安全性が確保できるかどうか検討しなくてはなりません。 一方で、自宅で食事会を開く場合は、好きな時に休息をとりながら無理のない範囲で行うことができます。介護が必要な方であっても、慣れ親しんだ自宅であればリラックスして過ごすことができます。料理の準備やセッティングなどの準備が必要となりますが、家族が揃っていれば協力しながら進めていくことができます。

用意する料理や食材にも注意

卒寿を迎える方の持病によっては、食べられない食材があるかもしれません。また、塩分や糖分の制限がある可能性も考えられます。 食事会を開く際は、治療の様子や病状をよく知る家族が手配するか、本人に十分に確認をとった上で進めていくことが大切です。 また、歯の具合によって、固いものが食べられないなどの可能性も考えられます。どのくらいの固さのものが食べられるのかも聞いておくと良いでしょう。

入院中・入所中の方へのお祝いは

病院に入院中であったり、介護施設に入所中の方については、病院や施設と相談しながら進めていく必要があります。外出許可がおりるかどうか、病院や施設で提供される食事以外のものが食べられるかどうかなど、勝手に判断せず相談しながら行うことが大事です。 もし、病状や身体状況によって外出が困難であっても、お祝いする方法はあります。面会ルームなどを借りて、無理のない範囲でお祝いしましょう。豪華な食事会は開けなくても、ちょっとしたデザートなどでお祝いできないかどうか、相談してみてはいかがでしょうか。

プレゼントを渡す

食事会に参加できなくても、プレゼントを贈ってお祝いする方法があります。職場でお世話になった人へのお祝いや、恩師など家族以外の大切な人が卒寿を迎えた時にもお祝いしやすい方法ですね。 プレゼント選びには、いくつかのポイントがあります。詳しくは、以下でご紹介していきます。

卒寿のプレゼント選びのポイントとコツ

  せっかくプレゼントを贈るのであれば、心から喜んでもらえるものを選びたいものです。基本的に、卒寿祝いのプレゼントは本人が喜ぶものであれば大丈夫ですが、縁起が悪いとされるものや失礼に当たるものは避けましょう。いくら悪気がなくても、これらのものを選ぶことで残念な気持ちにさせてしまわないように注意が必要です。

卒寿祝いの予算は?

結論からいうと、卒寿祝いの予算は人それぞれで、いくらぐらいが正解、というものはありません。おおよその目安としては、1万円~3万円程度で用意される方が多いようです。もちろん、お祝いの方法やプレゼントの内容、一緒にお祝いする人の人数によって予算は変わってきます。

記念や思い出に残るものを

卒寿のお祝いの楽しい気持ちや嬉しい気持ちが思い出として残るようなプレゼントが喜ばれます。消耗品や食べ物であっても、メッセージカードを添えれば形として残りますよね。大切なのは、卒寿を迎える方への労いや尊敬の気持ち、感謝の気持ちが伝わることです。プレゼントの品物によっては、メッセージが入れられるものもありますので、必要に応じて選んでみてはいかがでしょうか。

紫にこだわるべき?

卒寿のシンボルカラーは紫ということをご紹介しました。確かに、卒寿祝いのギフトを選ぶ時、紫色のものをよく見かけますよね。卒寿のプレゼントには紫色のものを選ぶことが定番化していますが、必ずしも紫にこだわる必要はありません。 大切なのは、本人の好みです。紫色が好みでない場合には、無理に選ぶ必要はありません。品物によっては、紫色ものを見つけにくい場合もあります。こうした時は、ラッピングのリボンやシールなどに紫をさりげなく取り入れるのも良いでしょう。

実用性の高いものを選ぶ

年を重ねると、必要のないものは徐々に処分し身の回りをコンパクトに整理したいと考える人が多いです。終活という言葉が流行したように、今は自らの最期を自分で考える時代です。タンスや押し入れに仕舞いっぱなしのものを少しずつ整理している高齢者は多いです。 ですから、出来れば卒寿のお祝いをするのであれば、毎日の生活が楽しくなるような実用的なものがおすすめです。機能やデザインが豊富な品物は、本人が使いやすいかどうかを意識して選びましょう。

これだけは避けるべきNGプレゼントとは

卒寿に限らず、お祝いのプレゼントとして相応しくないとされるものはいくつかあります。一見、実用性が高く便利なものであっても、縁起が悪いとされていたり失礼にあたるものは避けましょう。

「老い」を感じさせるもの

90歳になると、杖やシルバーカーといった歩行補助具が必要になる方も多いですね。転倒を予防し安全に移動するために、これらの歩行補助具は便利です。その他にも、老眼鏡や補聴器など、老化によって必要となるものはいくらかあります。今現在、実際に使っているものであったとしても、こうした老いを感じさせるものはプレゼントに相応しくないとされているため注意が必要です。

「死」や「苦」を連想させるもの

シクラメンや櫛(くし)といったように、読み方から死や苦を連想させるものは避けた方が良いです。また、香典返しによく用いられる緑茶や、黒一色あるいは黒と白の品物も避けましょう。首からポトッと落ちる椿の花やお葬式によく用いられる菊の花も相応しくありません。

踏みつけるもの

靴下や靴など踏みつけるものはお祝いのプレゼントに適していないとされ、失礼にあたるため注意しましょう。

寝具については意見が分かれる

もともと、寝具については「寝たきり」を連想させるため長寿祝いには良くないとされてきました。しかし、実際には長寿祝い用のパジャマや布団を取り扱うお店もあり、悩んでしまう人もいるでしょう。上質な寝具は寝心地のよさにもつながり、特にベッドで休む時間が長い人にとっては、実用性が高く喜ばれるプレゼントになるかもしれません。このように、古くからの言い伝えと人それぞれの価値観は違ってくるものもあるため、贈られた本人の気持ちを最優先して選ばれることをおすすめします。

卒寿祝いで喜ばれる人気のプレゼント

では、実際にどのようなものが喜ばれているのか、いくつかご紹介します。

フラワーギフト

お祝いの席には定番とも言えるギフトです。生花でももちろん喜ばれますが、特に卒寿祝いにおすすめなのはプリザーブドフラワーのアレンジメントです。プリザーブドフラワーは、生花を特別な方法で加工したもので、水やりをしなくても長時間美しい状態を保ちます。ボックスや花時計などに既にアレンジメントされているため、そのまま飾れる点も魅力。病院入院中や介護施設に入所中であっても、花粉や匂いが出ないため周囲に迷惑がかかりません。

お酒

自宅で生活しておられる方には、お酒のプレゼントもおすすめです。特に、毎日の晩酌を楽しみにしている方には喜ばれるでしょう。誰もが知るような銘酒やちょっと高価なもの、入手しずらいものなどを選ぶと特別感が増します。また、オリジナルのメッセージや名前をラベルに入れてもらえる名入れ酒がとても人気です。

写真撮影・フォトフレーム

卒寿の記念日の様子を写真にとり、飾っておけるようにフォトフレームをプレゼントするのもおすすめです。もし無理がなければ、写真館に出向いてプロに撮影してもらうのも良い記念となるでしょう。

家族旅行

卒寿を迎える方の体調や身体状況にもよりますが、自宅から少し離れた場所に旅行に行くのも良いですね。旅行と言えば大袈裟かもしれませんが、日帰りで無理なく帰ってこられる範囲で出掛けて美味しい食事をとるだけでも喜ばれます。移動手段やスケジュールは、卒寿を迎える方を中心に検討しましょう。

趣味にちなんだもの・外出が楽しくなるもの

高齢になると、何となく気力がわかなくて趣味や外出を楽しむ時間が減ったという人も多くなります。散歩が日課であればスカーフや帽子など、実用的なアイテムをプレゼントすると毎日が楽しく過ごせるきっかけになるかもしれませんね。

2020年新型コロナウイルス発生以降の卒寿祝いはどう祝う?

2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人々の生活が大きく変化することとなりました。オリンピックの延期、テレワークの推進、外出の自粛など、想像したことのない世の中になったと感じている人もいるでしょう。 残念ながら新型コロナウイルスによって重症化し、命に関わる事態となる人も多くいらっしゃいます。卒寿を迎える方と生活を共にしている家族の方は、特に注意深く予防されていることでしょう。 新型コロナウイルスの感染リスクがあるうちは、ここでご紹介したお祝いの方法が必ずしも正しいとは言えません。例えば、外出をしてプレゼントを選ぶこと、家族みんなで外食すること、旅行に出掛けること、離れて暮らす家族が駆けつけてお祝いすること…。 残念ながら、これらの方法は、新型コロナウイルスの感染予防の観点からいうと適切ではないと言わざるをえません。 何よりも大切なのは、卒寿を迎える方やお祝いしたいと思う方の健康です。安全性が低いうちは、感染リスクをできるだけ低くすることを優先しましょう。外出を伴うお祝いを予定されていた方は、安全な状態になるまで延期されることを強くおすすめします。

自宅で安全にお祝いできる方法はある!

新型コロナウイルスの感染予防をしながら、自宅で卒寿祝いできる方法はあります。これまでにご紹介した方法とは少し異なりますが、出来ることを無理なく行いましょう。 食事会を開く場合は、テイクアウトやお取り寄せを利用してみてはいかがでしょうか。もちろん、離れて暮らす家族が駆けつけることはできないため、ビデオ通話で顔を見ながらお祝いの言葉を伝えるのもおすすめです。プレゼントはインターネットで注文し自宅に届くようにすれば外出の必要はありません。

2020年の卒寿祝いのプレゼントは記念日新聞の名入れ酒がおすすめ!

当店の名入れ酒は、インターネットから簡単に注文できます。外出を控えなければならない状況であっても、卒寿を迎える方にプレゼントを贈りたい方にはぴったりです。桐の箱と風呂敷に包まれていますので、そのままプレゼントすることが可能です。 卒寿のシンボルカラーにちなんで、ボトルの色は上品で美しい紫色。ラベルは本物の手漉き和紙を使用しています。 そして何より目をひくのが、ラベルに書かれる文字ですね。卒寿を迎える方の名前やメッセージを入れることができ、世界にたった1つのお酒に仕上がります。

名入れボトルを贈るメリット

名入れボトルのメリットは、高い満足度が得られる点ではないでしょうか。ちょっとしたサプライズ要素もあり、きっと卒寿を迎える方が目にした時には驚かれることでしょう。そして、わざわざお祝いのためにお酒をつくってもらえた、という満足感も得られるはずです。名入れ酒は、飲んだあとも飾って楽しむことができます。

記念日新聞付き!

当店の記念日新聞付き名入れ酒なら、さらに驚かれるプレゼントになります。記念日新聞は、過去に実際に発行された新聞のコピーのことです。卒寿の方であれば、生まれた時代である90年前の新聞が良いですね。きっと、そんなに昔の新聞を目にする機会はないはず。生まれた時代がどんな世の中だったのか、懐かしむ良い機会になりそうですね。きっと、記念日新聞をきっかけに、昔話に花が咲くことでしょう。せっかくの機会ですから、卒寿を迎える方を囲んでいろんな話をしてみませんか?      

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【総集編】白寿祝いで知っておくべき知識とおすすめのプレゼント、現代の祝い方

大切な人が長生きすることは、この上なく幸せなことですね。長寿祝いはいくつかありますが、特に100歳を目前にして迎える白寿は、盛大にお祝いして差し上げたいものです。 白寿は、99歳を迎える方をお祝いする行事です。 平均寿命が世界トップクラスの日本とはいえ、99歳のお祝いができる機会はそう多くありません。そのため、白寿のお祝いは何をしよう?と悩む方もいるでしょう。 白寿のお祝いは、他の長寿祝いと同様に長生きをお祝いし、日頃の感謝の気持ちや労い、尊敬の気持ちを伝えることが大事です。その方法は家庭により様々ですが、99歳という年齢を考慮した上で無理なく行うことも大事になります。 今回は、白寿に関して知っておきたい知識や、白寿祝いを行う際のタメになるポイントをまとめてご紹介。総集編として、大事なポイントがギュッと詰まった内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

白寿ってどんなお祝い?由来は?

白寿は、99歳を迎えた方をお祝いする行事です。長寿祝いは、還暦をはじめいくつかありますが、もともとは中国から伝わった文化だと言われています。 日本にも長寿をお祝いする文化はあったようですが、室町時代から江戸時代にかけて中国から伝わった長寿祝いの文化が広まり、さらに日本で独自に生まれたものが重なって今の長寿祝いとなりました。 77歳で行う喜寿のお祝い以降に訪れる長寿祝いの多くは、日本発祥のお祝いだと言われています。白寿についても、日本で生まれたもののようです。

白寿の由来

99歳のお祝いが白寿と呼ばれるようになったのは、99という数字が100から1を引いた数、すなわち漢字の「百」から「一」を引いた「白」ということに由来していると言われています。

地域の風習

白寿祝いは、一般的には他の長寿祝いと同じような方法で行う家庭が多いですが、地域によっては古くから伝わる風習にのっとって行うところもあります。 例えば、長野県の一部の地域では、白寿を迎える方が白装束を着る習慣が残っているようです。ただし、同じ長野県であっても、他の地域では白装束を着ることは縁起が悪いと考え、敢えて着ないところもあります。 さらに、お祝いの品として白い頭巾やちゃんちゃんこを贈る地域がある一方で、これらのものを相応しくないと考える地域もあります。 つまり、地域に残る風習は、必ずしも全国的に親しまれたものではなく、考え方によってはむしろ縁起が悪いと捉えられるケースもあり得るということを知っておきましょう。 白寿祝いの方法について悩んだ時には、白寿を迎える方の地域で古くから行われている風習があるかどうかを聞いてみてはいかがでしょうか。現代は、白寿祝いの方法は自由に行うところが多いのが現状ですが、念のため確認しておくと良いかもしれませんね。

白寿を祝うタイミング

白寿は、99歳のお祝いではありますが、数え年で99歳になった時に祝うべきか、それとも満年齢で99歳を迎えた時に祝うべきか、悩みますよね。 数え年は、日本で古くから伝わる年齢の数え方です。生まれた瞬間を1歳とし、正月が来るたびに1歳年を重ねます。つまり、生まれるタイミングによっては生後1か月でも正月がくれば2歳に数えられるということです。 今ではあまり知られていない数え方ではありますが、白寿を迎える方々の多くは数え年で年齢を数えることもさほど珍しいことではなかったようです。 現代は、満年齢という年齢の数え方で統一されているため、数え年で年齢を答える機会はなくなりました。満年齢は生まれた瞬間を0歳とし、誕生日がくると1歳年を重ねるという数え方ですね。 白寿祝いの習慣が庶民に定着した頃は数え年でお祝いするのが一般的でしたが、現代は満年齢で99歳を迎えた時にお祝いする家庭が非常に多くなっています。 数え年でお祝いしても、満年齢でお祝いしてもどちらでも構いませんので、地域やその家に受け継がれた方法でお祝いしましょう。

誕生日にこだわらなくてもOK

白寿のお祝いは、誕生日に行う必要はありません。誕生日に近い休日や敬老の日、正月など、離れて暮らす家族が集まりやすいタイミングで行いましょう。 離れて暮らしている家族が一同に介す機会は、1年のうちでも数えるほどしかない、あるいはほとんどない、という家庭も多いでしょう。白寿を迎える方にとっては、大切な家族がみんな揃った時間をワイワイと過ごすことこそが幸せだと感じるかもしれませんね。 もし、誕生日以外に白寿祝いを行うのであれば、誕生日には電話等でも良いのでお祝いのメッセージを伝えましょう。そして、白寿祝いを計画していることを伝えると、がっかりさせずに済みます。

白寿のシンボルカラーとは

長寿祝いにはそれぞれシンボルカラーがあります。還暦は赤、古希は紫といったように、シンボルカラーを取り入れたお祝いの品を贈ると、より長寿祝いらしくなりますね。 白寿の場合は、名前にちなんで白がシンボルカラーとなります。 しかし、白は神聖な色だと認識されることもありますが、その一方で亡くなった人が着る白い着物をイメージする人もいます。ですから、真っ白のものを贈るよりは白が一部入っているような色合いのものを選んでも良いでしょう。

白寿祝いの方法

白寿のお祝いは、白寿を迎える方の状態に応じて無理のない方法で行うことが大事です。特に、よく選ばれるのが、食事会やプレゼントでお祝いする方法です。

食事会を開く

食事会であれば、比較的多くの方がお祝いしやすいのではないでしょうか。場所は、外食でも自宅でもどちらでも大丈夫です。 外食のメリットは、非日常を感じられることや、手の込んだ料理が食べられること、珍しい食事も選びやすいことなどが挙げられます。高齢になると、食事が毎日の楽しみだという方も多くいらっしゃいます。そんな方には、外食という時間を一緒に楽しんでも良いですね。 自宅で行うメリットは、自由に休息がとれたり時間を気にせずに過ごせたり、移動の心配が要らないことなどがあるでしょう。病状や身体状態によっては、移動が困難である方もいらっしゃいますので、無理なく行いたい場合におすすめです。

食事会は本人中心に場所とメニューを選ぶ

99歳にもなると、歩くことが難しくなったり食べられるものに制限があったりと、配慮しなければならないこともあります。 もちろん、とても元気な方もいらっしゃいますが、実は病気の治療を行う上で食べられない食材がある可能性もあるため、事前の確認は大事です。 白寿を迎える方が、できるだけ無理のない方法を選びましょう。

プレゼントを贈る

何らかの理由で食事会でのお祝いができない場合には、プレゼントを贈る方法がおすすめです。プレゼントを選ぶポイントは後ほど詳しくご紹介しますが、本人が使えるものや毎日が楽しくなるものを意識して選びましょう。 プレゼントは基本的に本人が喜ぶものであれば何でも良いですが、中には縁起が悪かったり失礼にあたったりと、プレゼントに向かないものもあります。 プレゼントを選ぶ際は、こうした避けるべき品物を把握しておくことが大切です。

病院や介護施設にいる場合のお祝いは?

白寿を迎える方のなかには、自宅ではなく病院や介護施設で生活している方もいるでしょう。この場合は、病院や施設に相談の上、協力してもらいながらお祝いしましょう。 お祝いのための外出や外泊が可能かどうかは、勝手に家族が判断することはできません。必ず、事前に相談して決めましょう。 外出や外泊が難しい場合でも、面会ルームや居室等でお祝いすることは可能です。飲み物や食べ物を準備したい場合は、食品の持ち込みが可能かどうか、また食事の制限等がないかなど、しっかりと確認しておきましょう。

白寿祝いのプレゼント選びのポイント

  白寿のお祝いにプレゼントを贈る場合、どのようなものを贈れば喜んでもらえるのか、気になりますよね。白寿祝いを選ぶ際のポイントや予算、NGな品物について見てみましょう。

プレゼントの予算はどのくらい?

結論から言うと、白寿祝いの予算は人それぞれです。これといった決まりはありませんが、おおよその目安としては1万円~3万円程度で準備される方が多いようです。プレゼントの内容やお祝いの方法、一緒にお祝いする人数によって変わってくるでしょう。

毎日が楽しくなるものを

プレゼント選びに困った時は、白寿を迎える方の好きなことや趣味、毎日の生活をイメージしてみましょう。実用的なものであれば、すぐに使ってもらうことができ、使う度に嬉しい気持ちになってもらえるのではないでしょうか。 実用的なものはプレゼントとしてとても喜ばれますが、いくら機能が優れていても、使えなければ意味がありません。白寿の方が使いやすいかどうか、使いやすいデザインかどうかを思い浮かべながら選びましょう。

白色にこだわるべき?

白寿のシンボルカラーである白色は、必ず取り入れなければならないというわけではありません。白色にこだわらず、本人が好きな色を優先しましょう。 よく、白寿のお祝いの定番は白い頭巾やちゃんちゃんこだと紹介されていますが、本人の捉え方によっては「お迎えがきたようで嫌だ」とあまり喜ばれない可能性もあります。 これは本人の考え方や価値観によるため、白寿を迎える方の気持ちを優先して選びましょう。

メッセージを添えて

プレゼントを選ぶ際には、誰もが白寿を迎える方を思い浮かべ、労いの気持ちや感謝の気持ちをもって用意することでしょう。その気持ちがきちんと伝わるように、メッセージや手紙を添えるとより喜ばれます。

避けるべきNGギフト

白寿のお祝いに限らず、長寿祝いには相応しくないとされる品物がいくつかあります。 例えば、「死」や「苦」をイメージさせるようなものです。櫛(くし)やシクラメンの花は、その名前から縁起が良くないとされています。また、お茶については、弔事に用いられることが多いことから避けた方が良いとされます。 白寿のシンボルカラーは白ですが、黒と白だけのものや黒一色のもの、菊の花、白いハンカチや真っ白な花束についても、お葬式を連想させるため相応しくありません。 さらに、履き物や靴下といった、踏みつけるものは失礼にあたるとされています。杖や補聴器、シルバーカーといった老いを感じさせるものも、長寿祝いのプレゼントには適していないとされています。

白寿祝いにおすすめのプレゼント

具体的に、どのような品物が白寿祝いに選ばれているのかご紹介します。

似顔絵入りメッセージカード

イラストレーターに依頼して、本人の似顔絵のイラストとともにメッセージを入れたカードや色紙は、そのまま飾って楽しむことができます。自分の似顔絵を書いてもらう機会はそう多くありませんから、きっと驚いてもらえるでしょう。 もちろん自分で作成することも可能ですが、インターネット上には様々なイラストレーターが在籍するショップも豊富です。サンプルを見ながら、本人の雰囲気に合った似顔絵に仕上げてくれるイラストレーターを見つけてみてはいかがでしょうか。

フォトフレーム

白寿を迎える方のお気に入りの写真や、白寿祝いに駆けつけた人と一緒に撮影した写真を入れるためのフォトフレームもおすすめです。お花が好きな方には、プリザーブドフラワーがアレンジメントされたフォトフレームが喜ばれます。

癒しグッズ

自宅で簡単に使用できるマッサージグッズは、健康を祈る気持ちや労いの気持ちが伝わりやすくおすすめです。白寿の方が簡単に使用できるような、軽くてコンパクトなものや、操作が簡単なものが良いでしょう。 座って過ごす時間や、横になって過ごす時間が長い方には、膝掛けタイプの電気毛布なども喜ばれます。

湯呑み

高齢になると食器類が増えることを喜ばない方もいらっしゃいますが、使用頻度の高いものであれば話は別です。お茶を好まれる方にはぴったりのプレゼントですね。 湯呑みとお箸のセットも人気です。毎日美味しく楽しくご飯を食べて欲しい、という気持ちが伝わるプレゼントですね。

好みのお菓子

スイーツが好きな方には、珍しいお菓子や高級なお菓子もおすすめです。食べるものをプレゼントする際は、糖分や塩分に制限はないかどうか、食べやすい形状のものかどうかといった配慮は必要です。

お酒

毎日の晩酌を楽しまれる方であれば、お酒のプレゼントも良いでしょう。99歳という年齢から、お酒の量は若い頃に比べると少なくなっているかもしれませんが、お祝いの席で少しだけ口をつける程度なら大丈夫というケースもあるでしょう。 お酒は、おめでたい席には欠かせないものですね。近年は、メッセージや名前を自由にラベルに入れてもらうことのできる名入れ酒が人気です。

2020年新型コロナウイルス発生以降の白寿祝いはどう祝う?

2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大によって世の中が大きく変わりました。感染予防のために不要不急の外出を控えるようになり、飲食店や商業施設等は時短営業あるいは休業、テレワークの推進、学校の休校…。世界中で、感染拡大を防ぐべく様々な取り組みが行われています。 こうした現状から、長寿祝いの方法についても考えざるを得なくなりました。これまでご紹介した白寿祝いの方法は、新型コロナウイルス感染の可能性があるうちは相応しくないものも含まれていると言わざるを得ません。 例えば、家族揃ってのお祝いや、外食をしてお祝いする方法です。 これらの定番とも言えるお祝いの仕方が、新型コロナウイルスの感染リスクがあるうちは相応しくないということです。 「99歳のお祝いは一生に一度、できるかどうか分からないお祝いなのに…」 「元気なうちにきちんとお祝いしてあげたいのに…」と思われる気持ちも分かりますが、白寿を迎える方が新型コロナウイルスに感染しないことを第一に考えるべきですね。 感染リスクを防ぐため、できるだけ自宅で過ごすことが大切な人を守る行動につながります。白寿の方のこれからの健康を祈るにも関わらず、感染リスクを高める行動は本末転倒です。 大切なのは、白寿を迎える方の健康を守ることです。感染リスクを高めるような行動は避け、適切な時期を待ちましょう。

自宅で無理なく行う白寿祝い

とはいえ、せっかく99歳を迎えたのだから、お祝いはしたいと考えますよね。離れて暮らす家族であっても、安全に白寿祝いを行う方法はあります。 例えば、お取り寄せの利用や、プレゼントの宅配です。自宅から出ることなく、美味しい食事やお祝いの品物を届けることは可能です。 「おめでとう」という気持ちは、電話やビデオ通話で行うこともできるでしょう。耳が遠くて電話がしにくい方には、手紙を送るのも良いですね。 プレゼント選びは、インターネットでの注文が便利です。自宅から出ることなく、様々な品物を見比べることができます。

2020年の白寿祝いのプレゼントは記念日新聞つきの名入れ酒がおすすめ

当店の名入れ酒は、白寿祝いのプレゼントにぴったりです。シンボルカラーの白にちなんだボトル、本物の手漉き和紙のラベルには、味わい深い文字で好きなメッセージやお名前を入れることができます。

名入れボトルが喜ばれる理由

名入れボトルは、世界にたった1つだけのプレゼントになります。「お祝いのためにわざわざ作ってもらえた」と、満足感の高いものとなるでしょう。また、名入れボトルはその珍しさから、サプライズ的な要素もあります。目にした瞬間、きっと驚かれることでしょう。 白寿を迎えた方へのお祝いのメッセージを加えると、とても喜んでもらえます。お酒を飲み終えたあとも、飾って楽しむことができますね。

当店の名入れ酒は記念日新聞つき

記念日新聞は、過去に発行された実際の新聞のコピーのことで、99歳の方であれば99年前の生まれたその日に発行された新聞も指定可能です。「まさか生まれた時の新聞を見ることができるなんて!」と喜ばれることでしょう。 もちろん、生まれた日の新聞に限らず、結婚記念日など思い出深い時代に指定し取り寄せることもできます。 「あの頃はこうだったなぁ」と、これまで聞くことのなかった思い出話が聞けるかもしれませんね。自分の生まれた時の新聞は目にしたことのない方がほとんどでしょうから、きっと白寿を迎える本人も知らないニュースが記されているかもしれません。 白寿という、とてもおめでたい日には、本人が主役となるようなお祝いを考えましょう。記念日新聞は、きっとそんなお祝いの席を盛り上げてくれるに違いありません。

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【総集編】退職祝いで知っておくべき知識とおすすめのプレゼント、現代の祝い方

両親が勤めてきた仕事を退職した時や、会社でお世話になった上司や先輩が退職する時には、何らかの形でこれまでの感謝の気持ちを伝えたいものですね。 退職祝いは、退職される方の状況や関係性によって様々なお祝いの方法があるかと思います。定年退職に限らず、転職や結婚・出産などで退職される方もいるでしょう。 ここでは、退職される方との関係性や状況、世代に着目しながら、知っておきたい知識やプレゼント選びのポイントについてご紹介します。

退職は新しい人生のはじまり

  親が退職をしたり、お世話になった方が職場を離れることは、少なからずあなたの生活に変化をもたらすことでしょう。 もし、一緒に働いてきた人が退職するとなると、寂しさや心細さを感じるかもしれません。しかし、退職は、その方にとっては新たな人生の第一歩でもあります。 日本の平均寿命は世界の中でもトップレベルです。定年が60歳から65歳に引き上げられた会社も多く、これまでよりも長く会社に勤める方も増えました。 しかし、65歳といってもまだまだバリバリと働き続けられるほど元気な方も多いです。定年後は、趣味に没頭したりあちこちに旅行に出掛けたり、他の仕事を始めたりと、次の楽しみが待っています。 退職祝いは、退職する方のこれからの人生の門出を祝い、これまでの感謝の気持ちを伝えるものとなります。 退職する方との関係性や、退職理由は様々なケースが考えられますが、相手のことを想い、気持ちをしっかりと伝えましょう。

退職祝いのタイミング

退職祝いを渡すタイミングについてですが、まず会社の上司や同僚などの場合、退職の辞令が発表されてから渡すのがマナーです。 辞令が出てから1週間~2週間のうちに渡すのが一般的です。遅くとも退職日の数日前までには渡すと良いとされています。ただし、あまり早すぎるのは好ましくありません。退職日当日は、退職祝いを渡すタイミングとしては便利かもしれませんが、当日は片付けた私物を持ち帰るために荷物が多くなりがちですので、避けた方が親切です。送別会を開く場合はその場で渡しても良いでしょう。 親が退職する時に子からお祝いをする場合は、退職日当日もしくは近日中にお祝いするケースが多いようです。退職日当日は、職場での送別会と重なることも多いため、その場合は別日にゆっくりとお祝いすると良いでしょう。

退職祝いの方法

  職場での退職祝いは、送別会やプレゼントで感謝の気持ちを伝えるのが一般的です。会社の場合は、それぞれの慣習に基づいて行われることが多いため、過去の例にならって計画していきましょう。 送別会やプレゼントは、部署ごとなど複数人で用意するケースが多いですが、場合によっては個人的に行うこともあるでしょう。 家族で退職祝いを行う場合は、食事会を開いたり、プレゼントを渡すなどが一般的です。

メッセージを添えて

退職祝いは、これまでお世話になった感謝の気持ちや、退職される方のこれからの人生が素晴らしいものになるよう願う気持ちを伝えることが大事です。 どのようなお祝いの方法であれ、メッセージカード等を通して感謝の気持ちを伝えましょう。

色紙よりもカードが人気!?

寄せ書きと言えば、色紙の印象が強いかもしれません。近年では、真っ白な色紙以外にも、デザインが施された華やかな色紙も多く販売されています。 オンラインでメッセージを集め、色紙にデザインとともにプリントしてくれるようなサービスもあるため、勤務時間がバラバラな職場や離れて暮らす家族が色紙を贈りたい場合には便利です。 最近は、色紙に限らず、メッセージカードで個別にメッセージを贈る方法も人気です。メッセージカードをアルバム等に収納すれば、バラバラにならずに1つにまとめることも可能です。 メッセージカードであれば、色紙をまわす必要がなく、短時間で全員分のメッセージを集めることができます。色紙のように、他者の書くスペースなどを心配しなくて良いため、素直な気持ちが思い通りに書きやすいという特徴もあります。

プロに依頼する方法もアリ

インターネットを利用すると、デザイナーやイラストレーターといったクリエイターに簡単に依頼できる時代です。本人の似顔絵つきのメッセージカードを作る際には、こうしたプロに依頼するのも1つの方法です。 ギフト専門店などには、クリエイターが多数在籍するショップもあります。作品のサンプルを見比べて、検討してみてはいかがでしょうか。 なお、こうした依頼の場合、仕上がりまでに時間がかかる可能性があります。退職祝いを行う日までに間に合うかどうか、しっかりと確認しておきましょう。

名入れギフトもおすすめ

贈り物として、名前が入れられる品物はよく選ばれますよね。お祝いの時には、名前だけでなくメッセージも加えられるプレゼントが人気です。「いつもありがとうございます」「感謝」など、退職祝いにぴったりのものもたくさんあります。

退職祝いのプレゼント選びのコツ

  送別会の有無に関わらず、プレゼントを用意してお祝いするケースがとても多いでしょう。退職祝いのプレゼントを選ぶ際、困った時には以下のポイントを知っておくと役立ちます。 また、品物のなかには、失礼とされるものや縁起が悪いと言われるものなど、避けた方が良いものもありますので、あわせてご紹介します。

退職祝いの予算はどのくらい?

まず、退職祝いにかける予算についてです。これは、退職される方との関係性や立場、役職、一緒にお祝いする人の有無や人数などによって変わってきます。 ここでご紹介するのはあくまでも目安ですが、安価すぎるものだと角がたつ可能性があり、逆に高額すぎると気を遣わせてしまうかもしれませんので注意しましょう。 上司や同僚、部下への退職祝いの相場から見てみましょう。まず、個人的に退職祝いをする場合、上司や先輩であれば3,000円~5,000円程度、同期や部下には3,000円前後で選ばれる方が多いです。 部署など複数人で準備する場合は、人数にもよりますが、まとめて30,000円程度のものが目安とされています。 親の退職祝いは、個人で用意する場合は3,000円~30,000円程度と幅広く、兄弟等で一緒に準備する場合は1万円~10万円程度が相場となっています。

無理のない範囲で退職の理由を把握する

退職理由は人それぞれです。定年退職以外にも、病気の治療のための退職や、家庭の事情での退職など、様々でしょう。 退職する理由が分かれば、より適切なプレゼントが選べたり、メッセージの言葉も考えやすくなります。ただし、中には退職理由を伏せたいと考えている人もいますので、無理に詮索するのはやめましょう。 本人が、退職後の生活について自ら話題にするようであれば、無理のない範囲で聞いてみても良いかもしれませんね。

世代や趣味・嗜好を考慮する

退職祝いの品として定番のものを選ぶと、失敗は防ぎにくくなるかもしれません。しかり、本当に本人の喜ぶものを選びたい時は、本人の趣味や嗜好を把握した上で検討してみましょう。 マナー違反にあたるものでなければ、退職祝いのプレゼントの選択肢は豊富です。

退職祝いで知っておきたいマナー

  どんなに親しい間柄であっても、お祝いのプレゼントはきちんとマナーを守って渡したいものです。上司や先輩など、マナーに気を付けなければと注意する気持ちはあったとしても、そもそも何に気を付ければ良いのか分からなければ対策できませんね。 退職祝いを考える機会はこれからもあるでしょう。今回、マナーについて知っておくことで、今後にも役立ちます。

熨斗は必要?

結論から言うと、熨斗はつけた方が無難です。特に、上司や先輩など目上の方にプレゼントを渡す時には、必ずつけましょう。 仲の良い同僚に個人的にプレゼントを渡す時は、熨斗をつけずにカジュアルな方法で渡すのも良いとされています。 熨斗の表書きについてですが、退職理由によって適切なものとそうでないものとに分かれるため注意しましょう。どんな場合であっても一番無難なのが「御礼」です。より畏まった形でお祝いしたい場合は、「謹呈」も良いでしょう。 「御祝」や「御退職御祝」などが選ばれることもありますが、これは定年退職など前向きな理由から退職される方に適したものです。リストラ等、本人の意向とは違った形で退職される場合には「祝」という文字が入ると、人によっては誤解を与えてしまうこともあります。そのため、明らかに退職理由がわからない場合は、「御礼」が無難でしょう。 ちなみに、この「祝」というのは、仕事を辞めることへの御祝いではなく、「無事に職務を全うしたこと」や「成し遂げた」ことをお祝いするというポジティブな意味が込められています。 近年では、親しみを込めて「ありがとう」や「感謝」という言葉が使われることもあります。 水引については、紅白の蝶結びが適切です。蝶結びは、何度あっても良いお祝い事の時に使われるものです。よく退職祝いは何度もあってはいけないから結びきりを選ぶと勘違いされがちですが、これは違います。退職祝いは、次の人生の活躍を祈ったり、感謝の気持ちを記すポジティブな意味があるため、蝶結びが適切です。

避けるべきプレゼントとは

退職祝いをはじめ、お祝いのプレゼントとしては避けておきたい品物がいくつかあります。一見、実用的で便利だと思われるものでも、相手によっては失礼にあたったり、縁起が悪いと思われる可能性があるため注意しましょう。

縁起が良くないと言われるもの

櫛(くし)やシクラメンは、その名前から「苦」や「死」を連想させるため、あまりお祝いには向かないと言われています。また、緑茶についても、香典返しの定番品として定着しているため避けた方が良いでしょう。 ハンカチは、様々な意見がありますが、漢字で書くと「手巾」、「てぎれ」と読むことから、縁が切れることを連想させるため、お祝いの品としては相応しくないとされてきました。

失礼にあたるもの

下着等の肌着は、モラルとして贈り物には相応しくないとされます。また、靴や靴下、マット類など足で踏みつけるものも失礼にあたります。 目上の方への退職祝いでは、文房具やビジネスグッズも失礼にあたります。文房具には「勤勉に」という意味が込められるとされ、またビジネスグッズには「もっと働くように」という意味に捉えられてしまう可能性があるからです。 さらに、現金も避けた方が良いでしょう。現金には、「生活の足しにしてください」という意味が込められていると解釈されてしまいます。

退職祝いの定番プレゼント

  さて、ここからは退職祝いのプレゼントとしてよく選ばれる定番の品物についてご紹介します。

フラワーギフト

花束や、アレンジメントが施されたフラワーギフトは、退職祝いの定番中の定番です。他のプレゼントに添えると、その場がとても華やかになります。予算に合わせて選びやすい点も魅力です。 近年では、プリザーブドフラワーやハーバリウムといった、お手入れ不要で長く鑑賞できるものが人気です。 プリザーブドフラワーは、生花を特別な方法で加工し、長期的に楽しめるようにしたものです。花びらの質感はそのまま残り、その見た目は生花と見間違えるほどです。水やり等のお手入れが不要で、何年も良い状態を保ちます。 ハーバリウムは、透明な液体にプリザーブドフラワーやドライフラワーを入れボトルにしたものです。こちらも手入れ不要で長期的に楽しめます。

お酒

お酒も、お祝いの定番と言えるプレゼントです。退職される方がお酒好きであれば、間違いなく喜んでもらえるでしょう。せっかくの機会ですから、誰もが知る高級なお酒など、普段はあまり口にしないものを選んでみるのもおすすめです。 また、近年は名入れ酒が人気です。お酒のボトルやラベルに、退職される方の名前やメッセージを入れて世界にたった1つのお酒にすることができます。

癒しグッズ

退職理由を問わず贈りやすいプレゼントです。入浴剤やアロマグッズといった、比較的リーズナブルな価格帯で入手可能なものなら予算控えめでも選びやすいでしょう。また、簡単に持ち運べる大きさのマッサージ家電も喜ばれます。これまでの仕事を労い、体を大切にしてくださいねというメッセージが伝わりやすいギフトとなるでしょう。

趣味にちなんだもの

退職される方の趣味に使えるアイテムなら、どんな方にも喜ばれるのではないでしょうか。特に、定年退職などにより自由な時間が増える予定の方にはぴったりです。趣味にちなんだものについては、リサーチできるかどうかが大きなポイントになります。何が欲しいのかさりげなく聞くことができれば言うことはありません。しかし、それが難しいこともあるでしょう。そうした場合は、自分ではなかなか買わないけど便利なもの、必要不可欠なものに焦点をあてて選んでみてはいかがでしょうか。

キッチン家電・キッチン用品

料理が好きな方や、結婚により退職される方におすすめです。キッチン家電は便利なものがたくさんありますが、既に所有しているものを贈るとかえって困らせてしまうこともあります。発売されて間もない新商品や、少し珍しいものなどを探してみましょう。おしゃれな有名ブランドのものも喜ばれます。

体験ギフト

退職後の人生を満喫してもらいたい、という気持ちを込めて贈るのなら体験ギフトもおすすめです。体験ギフトは、クラフトやアクティビティなど様々な体験ができるチケットのようなもので、気軽に興味のある分野にトライできます。定年退職後、新しい趣味を見つけたい方にはとても便利なプレゼントではないでしょうか。マッサージやエステといった癒しの体験ギフトもあるため、定年退職以外の方にも喜ばれます。

関係性別・退職祝いの人気プレゼント

  次に、退職される方との関係性別に、喜ばれる人気のプレゼントをいくつかご紹介します。

両親への退職祝い

両親へ子どもから退職祝いを贈るのであれば、食事券や旅行券といった夫婦二人で思い出作りができるプレゼントも人気です。退職まで仕事ができたのは、夫婦ふたりが協力してやってきた証しでもあります。お父さんが退職するなら、陰で支えてきたお母さんも労いましょう。もちろん、その逆もありますね。 退職後、これまで行ったことのない場所へ時間を気にせず出掛けたいと考える方は多いです。旅行のプレゼントは、サプライズで計画するのも良いですが、できれば本人の希望を十分に叶えられるように、相談しながら計画しても良いでしょう。もちろん、予算やスケジュールに問題がなければ、家族みんなで旅行するのもおすすめです。

上司・先輩への退職祝い

お世話になった上司や先輩が退職するなら、癒しグッズや趣味にちなんだもの、お酒や食べ物などが人気です。現金やビジネスグッズ、文房具は、先程ご紹介したように避けましょう。 これまでお世話になったことへの感謝の気持ちが十分に伝わるような、メッセージカードなどは特に喜ばれます。どんな時にどんな支えになったのか、どんな学びを得たのか、これから自分はどうするのかなどをしっかりと伝えることで、退職される方も安心して次の新たな生活へ踏み出せるでしょう。

同僚や後輩への退職祝い

親しい同僚であれば、趣味や嗜好もよくわかっているのではないでしょうか。本人が好きなものが分かっているのであれば、それにちなんだものが良いでしょう。若い世代であれば、転職での退職も十分にありますから、転職先で役立つものを贈っても良いですね。

出産に伴う退職の場合

女性なら、出産を機に退職されるケースもあるでしょう。ここで注意しなければならないのが、安定期に入っていてもベビーグッズは贈らないということです。万が一のことを考え、出産前にはベビーグッズを贈らないのがマナーです。人によっては、ベビーグッズの贈り物をプレッシャーに感じる方もいるため注意しましょう。メッセージカードにも、「元気な赤ちゃんを産んでね」などは書かない方が良いです。そのかわり、体を労れる癒しグッズや、新婚であれば新居で使えるものなどが喜ばれます。

2020年新型コロナウイルス発生以降の退職祝いはどうする?

2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、人々の働き方や生活が大きく変わりました。職場によっては休業せざるを得ない期間があったり、リモートワークに切り替わり自宅で仕事をすることになったりと、これまで当たり前のように行ってきた仕事が変化しました。 新型コロナウイルスの感染リスクがあるうちは、退職する方へのお祝いの方法も一から検討しなければなりません。 ここまででご紹介したお祝いの方法は、あくまでも新型コロナウイルスの影響を考えていない、一般的なものです。したがって、新型コロナウイルスの感染リスクがあるうちは、避けた方が良いお祝いの仕方も含まれています。 例えば、送別会です。新型コロナウイルスの感染リスクがあるうちは、飲食店等に集まってワイワイと過ごすことができません。リモートワークが中心となっているうちは、プレゼントを手渡すことも難しいでしょう。 政府の自粛要請期間中に退職を迎える方がいた場合、感染リスクを防ぎながら無理のないようにお祝いすることが求められます。直接会えない場合はビデオ通話等でお祝いの言葉を伝えたり、プレゼントを自宅に配達してもらうなどの方法をとらざるを得ないでしょう。

2020年の退職祝いのプレゼントには記念日新聞つきの名入れ酒がおすすめ

当店の名入れ酒は、退職祝いにぴったりのプレゼントになります。桐の箱に大切に入れ、風呂敷に包んだ状態でお届けできるため、宅配でプレゼントを贈る場合にも便利です。手漉き和紙のラベルには、退職される方のお名前やメッセージを味わい深い文字で入れることができます。 名入れ酒は、あっと驚くインパクト大のプレゼントになります。きっと、「自分のためだけにつくってもらえた」という満足感も感じてもらえるでしょう。さらに、当店の名入れ酒は記念日新聞つき。記念日新聞は、過去に実際に発行された新聞のコピーで、とても好評です。 いつの時代の記念日新聞を取り寄せるのかは、人によりさまざまです。退職祝いであれば、入社した頃のものが特におすすめ。社会人として働き始めた頃のことを懐かしく感じながら、思い出話が盛り上がることでしょう。    

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【総集編】百寿祝いで知っておくべき知識とおすすめのプレゼント、現代の祝い方

日本は世界有数の長寿国ではありますが、100歳を迎えるとなるとやはり珍しいと感じる方が多いでしょう。「100歳まで元気で」と、目標にする人も多いですよね。 大切な方が100歳を迎えるのは、とても喜ばしいことです。平均年齢をはるかに上回った年齢となる100歳。ぜひ、盛大にお祝いしてこれからの健康を祈りましょう。 百寿は、100歳を迎えた方の長寿をお祝いする行事です。長寿祝いはいくつかありますが、百寿をお祝いできることはとても喜ばしいことですね。 しかし、百寿をお祝いする機会は人生のうちそう多くないため、どのようにお祝いしたら良いのか悩む方もいるでしょう。他の長寿祝いとの違いがあるのか、どのような点に注意すべきなのか、知っておくと役立つ情報がいくらかあります。 そこで今回は、百寿についての知識やお祝いの方法などを総集編としてまとめました。これから百寿のお祝いの準備にかかる方にぴったりの内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

百寿のお祝いとは

  百寿は、100歳を迎える方の長寿をお祝いする行事です。長寿祝いはいくつかありますが、60歳の還暦などは長寿という言葉がピンとこない方もいるでしょう。それだけ日本の平均寿命が伸びたということでもありますが、100歳の白寿となればまさに長寿と呼べる年齢ですね。 おそらく、100歳を迎えた本人にとっても、人生の大きな節目を迎えることができたと実感できることでしょう。

百寿は日本発祥のお祝い

60歳の還暦、70歳の古希など、長寿祝いはいくつかあります。100歳の百寿もその1つですが、これで終わりではありません。あまり知られてはいませんが、100歳以降にも長寿祝いは続いていきます。 もともと、長寿祝いは中国から伝わった文化だと言われています。室町時代の終わりごろに日本でも取り入れられるようになり、庶民に広く知れわたったのは江戸時代に入ってからのことだそうです。 還暦や古希は中国から伝わった文化に影響を受けていますが、その後に訪れる長寿祝いは日本発祥のものが多いと言われています。

百寿の由来

百寿は、他の長寿祝いに比べるととても分かりやすいですよね。100歳という数字がそのまま反映されているため、誰もが覚えやすいのではないでしょうか。 百寿は、「ひゃくじゅ」と読むのが一般的ではありますが、「ももじゅ」と読むこともあります。また、ちょうど1世紀分の年月を生きたということから、紀寿と呼ぶ人もいるようです。 さらに、百寿は上寿と呼ばれることもあります。長寿を上・中・下と分けて区別する考え方では、下寿が60歳、中寿が80歳、そして上寿が100歳を意味しています。

百寿を祝うタイミング

長寿祝いは、数え年あるいは満年齢でそのお祝いにあたる年齢を迎えた時に行います。 数え年は、日本に古くから伝わる年齢の数え方で、生まれた瞬間を1歳とし、正月が来る度に1つ年を重ねます。今はあまり知られていない年齢の数え方ではありますが、百寿を迎える方の多くは慣れ親しんだ方法でしょう。 一方、現代の年齢は満年齢で数える方法に統一されています。満年齢は、生まれた瞬間を1歳とし、誕生日がくるごとに1歳年を重ねる年齢の数え方です。 百寿は、数え年で100歳を迎えたタイミング、満年齢で100歳を迎えたタイミングのどちらでも良いとされています。満年齢の数え方が定着している現代においては、数え年でお祝いする家庭が徐々に減っていると言われています。

誕生日にこだわらなくても良い

そして、お祝いの日は誕生日に必ず設ける必要はありません。百寿を迎える誕生日が平日で準備が十分にできないなどあるでしょう。 百寿のお祝いは、誕生日に近い休日や大型連休、敬老の日、正月など家族が集まりやすいタイミングで行うと良いです。 百寿を迎える方にとっては、離れて暮らす家族も一同に介し、ワイワイとした楽しい時間を過ごすことがとても大切で嬉しいと感じるものです。

百寿のシンボルカラー

長寿祝いには、それぞれシンボルカラーがあります。還暦では赤色、古希や喜寿などは紫色、米寿は黄色や金色、金茶色、白寿は白色といったように、決まったお祝い色があります。 百寿の場合、シンボルカラーは白色、桃色、金色など様々な説があります。 シンボルカラーにこだわりすぎる必要はありませんが、もし百寿らしいお祝いの品を選びたいのであれば、色を意識してみても良いかもしれませんね。

百寿祝いの方法と注意点

  百寿をお祝いする際は、主役となるご本人の状態に配慮し、無理のないように行いましょう。お祝いの方法は様々ですが、食事会やプレゼントを贈ってお祝いされる方が多いです。

食事会を開く

百寿を迎える方が自宅で生活されている場合は、食事会がおすすめです。健康状態や体力等に問題がなければ外食も良いでしょう。 外食のメリットは、自宅とは違う環境で美味しい料理が食べられること、気分転換になりリフレッシュできること、手の込んだ料理を手間なく食べられることなどがあげられます。 しかし、100歳にもなると、身体状況や健康状態によって移動が困難であったり、長時間座って過ごすことが難しかったりと、外食が難しい方もいるでしょう。外食ができるかどうかは、本人の日頃の生活を考慮した上で決定していきましょう。 自宅で食事会を開くと、好きなタイミングで休息がとれたり、楽な姿勢で参加できたりと、本人の負担が少なくてすみます。外食のような非日常は感じにくいかもしれませんが、豪華な食事を用意したり家族みんなが揃うことで充実な時間は過ごせることでしょう。

本人の状態に配慮する

食事会を開く際は、主役となる本人の状態をよく考えながら計画しましょう。日頃からベッドに横になって過ごす時間が長い方であれば、すぐに横になれる環境を用意しておく、背もたれのある椅子を用意するなど、疲れてしまわないような配慮が必要です。 また、病気の治療中であれば、糖分や塩分の制限はないか、食べられない食材はないか、確認してからメニューを決めましょう。 歯の具合によっては、固いものが噛み砕けないかもしれません。飲み込む力が低下していれば、喉ごしの良い状態で提供する必要があるかもしれません。日頃の食事の様子をよく把握している方が中心となり計画すると、心配が少なくてすみます。

プレゼントを贈る

百寿を迎える方が自宅以外の場所で生活している場合や、お祝いの席に駆けつけることができない場合にはプレゼントを贈る方法もよく選ばれます。 基本的に、百寿のお祝いは本人が喜ぶものであれば何でも良いです。明るい気持ちになれるもの、毎日が楽しくなるもの、記念に残るものなどが人気です。 実用性の高いプレゼントは特に喜ばれますが、長寿祝いに相応しくないとされる品物は避ける必要があります。良かれと思ってプレゼントしたものが、実は失礼にあたるものだったり、縁起が悪いと言われるものであれば、百寿を迎える方をがっかりさせてしまうかもしれませんので、十分に注意しましょう。 プレゼントを選ぶコツや避けるべき品物については、また後ほど詳しくご紹介していきます。

自宅で生活していない方へのお祝いは?

百寿を迎える方の中には、入院して治療中であったり、介護施設に入所中の方もいらっしゃるでしょう。その場合、お祝いの方法については病院や施設に相談してから決めていくようにしましょう。 例えば、外出や外泊は可能な状態なのか、食事に関する注意点はないかなど、今いる場所を離れてお祝いする際には特に注意が必要です。 もし、外出や外泊が難しい状態であっても、病院や施設の協力が得られればお祝いすることは可能です。面会ルームや居室を借りて、できる範囲でお祝いしましょう。 食べ物や飲み物の持ち込みに関しては、それぞれ事前に許可がおりるか確認し、百寿を迎える方が口にしても良いかどうか、どのようなものなら口にできるのかを聞いてから準備されることをおすすめします。 経管栄養などで普段は固形物を口から召し上がらない方もいらっしゃいます。食事や飲み物を口にすることが困難であれば、プレゼントでお祝いして差し上げましょう。

百寿祝いのプレゼント選びのポイントと注意点

  100歳の方にどのようなプレゼントを贈れば喜ばれるのか、想像がつかず困ってしまう方もいるでしょう。ここではプレゼント選びのポイントや注意点について解説します。

プレゼントの予算はどのくらい?

百寿祝いのプレゼントにかける予算は、人それぞれ異なるため一概には言えません。ただ、100歳という大きな節目であることから、いつもの長寿祝いよりも豪華にした方が良いのか悩むかもしれませんね。 基本的には、百寿のお祝いのプレゼントは他の長寿祝いと同じくらいの価格帯で準備される方が多いようです。目安としては1万円~3万円程度ですが、これといった決まりはないため自由に選んでいきましょう。

記念に残るものを贈ろう

百寿を迎える方の状態によっては、お祝いの品物選びの選択肢が限られてくるかもしれません。60歳と100歳とでは体力や身体状況は大きく異なるため、当然のことではあります。 どんな品物を贈るにせよ、100歳をお祝いする気持ちが伝わることが大事です。メッセージカードや手紙をつけて、後で見返した時に嬉しい気持ちになってもらえるような、記念に残るプレゼントにしましょう。

使いやすいものを選ぼう

実用的なプレゼントはとても喜ばれますが、使えなければ意味がありません。若い世代の人が便利だと感じるものでも、100歳を迎える方が同じように使いやすいと感じるとは限りません。見やすい、操作しやすい、シンプル、といったように、あまり複雑な作業や操作をしなくても使えるものが喜ばれます。

シンボルカラーにこだわるべき?

百寿のシンボルカラーは、先程もご紹介したように白色、桃色、金茶色などと言われています。このシンボルカラーについては、必ずしもこだわる必要はありません。 地域や代々家に受け継がれてきた方法があれば別ですが、本人が好きな色を選ぶと良いでしょう。

避けておきたいNGギフト

百寿祝いに限らず、長寿のお祝いでは相応しくないとされる品物がいくつかあります。一見、実用性が高く便利なものであっても、縁起が悪いと言われたり失礼にあたったりするため注意が必要です。

「死」や「苦」を連想させるもの

シクラメンや櫛(くし)は、その名前から縁起が悪いと考えられることが多く、長寿祝いには不向きです。また、香典返しの定番品であるお茶や、黒一色あるいは白と黒の二色だけのもの、菊の花、真っ白な花束も、お葬式のイメージがあるため避けた方が良いです。首からポトッと落ちてしまう椿の花も、お祝いの品としては縁起が悪いとされています。

踏みつけるもの

靴や靴下、マットのような、足で踏んでしまうものについては、失礼にあたるため避けた方が良いと言われています。

百寿祝いによく選ばれるプレゼント

  具体的に、百寿祝いによく選ばれているプレゼントをいくつかピックアップしてご紹介します。

フラワーギフト

お花は、どのようなお祝いの場面にも相応しいプレゼントの定番ですね。特に近年はプリザーブドフラワーが人気です。 プリザーブドフラワーとは、長期間美しい状態を維持できるように特別な方法で生花を加工したお花のことです。水やりなどの手間が一切かからず、そのまま置いておくだけで長期的に楽しめます。花粉や匂いが出ないため、病院や介護施設に入所中の方であっても贈りやすいプレゼントになります。水やりの手間がかからない点も、百寿を迎える方にとっては嬉しいポイントでしょう。

ケーキなどのスイーツ

甘いものがお好きな方には、スイーツのプレゼントもおすすめです。柔らかく喉ごしが良いものなど、食べやすいものを選びましょう。もちろん、事前にスイーツが食べられる状態かどうかの確認は必要です。100歳の誕生日当日、あるいは誕生日に近い休日にお祝いする場合は、誕生日ケーキとして準備しても良いですね。 ケーキなら、小さな子どもと一緒に作ることもできます。

お酒

お酒もまた、お花やケーキと同様に、お祝いの定番とも呼べるプレゼントになりますね。あまり沢山は飲めなくても、ひとくち程度なら飲めるという方は多いでしょう。家族揃ってお祝いをする時には、その場に集う大人みんなで飲むこともできます。 特に、メッセージや名前を自由に入れてもらえる名入れ酒が人気です。百寿を迎えた記念として、ボトルは飾って楽しむこともできます。お酒を扱うお店や、ギフト専門店など、インターネット上には名入れ酒が注文できるお店が多数あります。ぜひ、オプション等も参考にしながら、百寿のお祝いに相応しいお酒を選びましょう。

写真・フォトフレーム

百寿の方が生活している場所を問わずプレゼントできるのが記念写真です。お祝いに駆けつけた家族みんなで写真を撮影し、飾ることのできるフォトフレームと一緒にプレゼントすると、いつでも眺められる位置に飾っておくことができます。出張撮影してくれるカメラマンに依頼するのもおすすめです。

2020年新型コロナウイルス発生以降の百寿祝いはどうする?

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人々の生活は大きく変化しました。できる限り感染リスクを減らすため、不要不急の外出を控え、用心に用心を重ねて生活を送らざるを得ない状況となりました。 感染リスクがあるうちは、これまで当たり前のように行われてきた百寿のお祝いも、その方法を検討しなければなりません。 これまでにご紹介してきた内容は、百寿の一般的な知識やお祝いのしかた、注意点などになります。しかし、新型コロナウイルスの感染リスクがあるうちは、これらの方法も適切とは言えないものもあります。 百寿を迎える方をお祝いするために、離れて暮らす家族が駆けつけることも、感染予防の観点からすれば適切ではありません。残念ながら、お祝いの日程をずらしたり、他の方法を検討することになるでしょう。 病院に入院中の方や、介護施設に入所中の方であれば、面会も通常通りに行えない可能性があります。 ここで無理をして、遠方から百寿のお祝いに駆けつけたとしたら、もしかすると大事な方の健康を損なう可能性もあります。 大切なのは、百寿を迎える方の健康を守ることです。100歳という、とても喜ばしい人生の節目をいち早くお祝いすることができず残念な気持ちになるかもしれませんが、できる範囲で無理なくお祝いする方法を考えましょう。

新型コロナウイルスの感染を予防しながらお祝いする方法

百寿を迎える方と住んでいる場所が違えば、直接会ってお祝いすることはできないかもしれません。ですが、携帯電話やパソコンを使えばビデオ通話で顔を見ながら話すこともできます。 これらの電子機器の取り扱いに慣れていない方しか同居されていない場合には、電話でお祝いの言葉を伝えたり、手紙をプレゼントとともに送ることもできます。 病院や介護施設に入所中の方でも、施設によってはオンライン面会が可能な場合があるため、問い合わせてみましょう。 プレゼントを贈る場合は、インターネットでの注文が便利です。商業施設の休業に伴い、ギフト選びも外出して行うことが難しいかもしれません。インターネット上であれば、感染予防しながらプレゼント選びができます。 実際に会ってお祝いするのは、感染リスクが少なくなり安心して出掛けられる時期を待ちましょう。

2020年の百寿祝いのプレゼントは記念日新聞つきの名入れ酒がおすすめ

直接会ってお祝いすることが難しくても、インターネットで注文できるプレゼントであれば百寿のお祝いを安全に行うことが可能です。 当店の名入れ酒は、2020年に百寿祝いを行う方にぴったりのギフトです。 百寿のシンボルカラーの1つである、白色のボトルと本物の手漉き和紙のラベル、お祝いの品に相応しい桐箱と風呂敷でラッピングしています。 ラベルには、百寿を迎える方のお名前や、メッセージを入れることができます。

名入れ酒を選ぶメリット

名入れ酒は、近年とても人気のプレゼントとなっています。長寿祝いはもちろんですが、結婚のお祝いや昇進、父の日・母の日など、大切な人へのプレゼントによく選ばれます。 お店により異なりますが、一般的には日頃の感謝の気持ちを示すメッセージを入れることも可能です。「自分のためだけにお酒をつくってもらえた」と、きっと喜ばれることでしょう。 名入れ酒を初めて目にする方には、きっと「こんなプレゼントがあるなんて!」と驚かれるかもしれませんね。

記念日新聞つきの名入れ酒がさらにおすすめ

当店の名入れ酒には、記念日新聞がついてきます。記念日新聞は、過去に実際に発行された新聞のコピーのことで、長寿祝いにはとても喜ばれるポイントでもあります。 百寿を迎える方が生まれた頃や、結婚した頃など、人生の大きな節目となった時代の記念日新聞を手にすると、その頃を懐かしんで話もはずむことでしょう。 「あの頃はこんなことがニュースになっていたのか」「あの頃はこんな時代だったなぁ」と、きっと百寿を迎える方はその思い出とともに色んなエピソードを話してくれるのではないでしょうか。  

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【総集編】還暦祝いで知っておくべき知識とおすすめのプレゼント、現代の祝い方

大切な人が還暦を迎えた時、どうお祝いしようか悩みますよね。両親、祖父母、親戚、恩師、上司など、人生のなかでお祝いする機会はそう多くないかもしれませんが、還暦は人生の大きな節目だと認識している人は多いため、ぜひお祝いして喜んでもらいたいものです。 還暦祝いの仕方は、時代とともに少しずつ変わってきている部分もあります。古くから親しまれている風習と、現代のお祝いの仕方の両方を知ることはとても大切です。 今回は、還暦祝いについて知っておきたい知識とマナー、おすすめのプレゼントなどについてまとめてご紹介。還暦祝いをこれからどのようにしていくのか検討中の方には、役立つ情報がぎゅっと詰まっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

還暦とは?

  まずは、還暦について押さえておきましょう。 還暦とは、60歳を迎えたことをお祝いする行事です。 長寿をお祝いする行事の中でも、還暦は特に広く知られていますよね。還暦という言葉は、十二支(じゅうにし)と、十干(じっかん)の60種類の組み合わせが一巡することから、「生まれた時と同じ暦に還る」という意味で用いられるようになりました。 十二支はご存じの通り、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥ですね。十干は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類。これらの組み合わせはちょうど60通りとなります。  

還暦祝いとは

還暦祝いは、60歳を迎えた方の長寿を祝い、これまでの人生で様々な経験を重ねたことに対し敬意を表し、労いと感謝の気持ちを伝えます。さらに、これからの健康や、ますますの活躍を祈るお祝いでもあります。 ただ、還暦へのイメージは、時代とともに少し変わってきているようです。もともと中国で発祥し、奈良時代に日本に伝わった風習とされていますが、昔は今ほど平均寿命も高くなく、60歳を迎えることが難しい時代でもありました。 現代は、平均寿命も世界トップクラスとなり、還暦を迎えても現役世代と変わらずバリバリ仕事をしている方が多いですよね。定年も65歳までとなる企業が一般的で、昔ほど「長寿」というイメージはないという方がほとんどでしょう。 そのため、還暦を迎える方も「自分が長寿の仲間入りをした」と実感しにくくなっており、従来の還暦祝いのイメージと自分の姿にギャップを感じる人も少なくありません。 ですから、還暦祝いはあくまでも人生のひとつの節目としてお祝いするという認識の方が、受け入れやすいでしょう。 65歳まで当たり前に働くようになったことで、還暦を迎えるタイミングで退職する人は減りました。日々一緒に仕事をしている方が還暦を迎えた時には、年長者に対するマナーや節度を忘れないようにしながらお祝いをしましょう。

還暦祝いのタイミング

    もともと、還暦祝いは数え年で61歳を迎える正月から節分までの間に行うのが習わしでした。数え年は、生まれた瞬間を1歳とする考え方で、誕生日ではなく1月1日に1つ年をとるという数え方です。 現在は、年齢の数え方を満年齢で数えるのが一般的となっています。ですから、数え年にこだわらず、満年齢で60歳を迎えるタイミングでお祝いする家庭が非常に多いです。

家族が集まりやすい時にお祝いする

還暦祝いは、必ずしも誕生日に行う必要はありません。誕生日に近い休日や、離れた家族が集まりやすい大型連休、盆正月、敬老の日などにお祝いすると良いでしょう。 本人のスケジュールを確認し、できるだけ家族が集まりやすい日を調整してみてはいかがでしょうか。

還暦のテーマカラー

  長寿祝いにはそれぞれテーマカラーがあることをご存じですか?還暦の場合は赤色で、これはよく知られていますよね。 赤いちゃんちゃんこや赤い座布団といった、還暦に対するイメージは定着しているでしょう。 では、なぜ還暦は赤色がテーマカラーなのでしょうか。その理由は、3つあると考えられています。  

赤ちゃんにちなんだ赤

先程もご紹介したように、還暦は60年で生まれた暦に還ると考えられていますので、「赤ちゃん還り」と表現する人もいます。新たな人生のスタートをきるという意味を込めてこのような言葉が使われているのですが、その赤ちゃんになぞらえて赤色が選ばれるのが1つの理由です。  

特別で神聖な色だから

赤色は、特別な色であるとみなされることが多いです。昔から赤色は特別な色と認識されており、古代には赤色の染料で呪術的な要素を加え壁画を描いたとされています。 また、紅花から作られる赤色の染料はとても貴重で、5世紀頃には赤色を着用できる人の身分が限られていました。 このように、赤色は数ある色の中でも特別なものだと認識されており、還暦のお祝いに相応しいと認識されているのでしょう。  

魔除けの意味があるから

神社の鳥居が赤色をしているように、赤色は魔を退ける色として扱われてきた歴史もあります。 生まれたばかりの赤ちゃんに赤色の産着を着せる習慣が残っているのは、病気などから守るための魔除け・厄除けの意味があるとされます。 還暦祝に関しても、これからの健康と幸福を祈るために魔を退ける赤色が選ばれているという説もあります。

還暦祝いの方法

  還暦祝いをする方法は様々です。主流なのは、食事会を開く方法と、プレゼントをあげる方法ではないでしょうか。  

食事会を開く

食事会は、自宅と外食どちらも選ばれやすいです。特におすすめなのが外食。いつもよりも豪華なレストランや料亭などに足を運び、特別な時間を楽しむと喜ばれます。 食事会は、大袈裟なことを好まない方にもぴったりな方法です。美味しい食事を食べることや普段とは違う雰囲気で食事すること、家族揃って外食できることなど、喜ばれるポイントはたくさんあります。 外食がおすすめな理由は、もう1つあります。それは、還暦を迎える方の負担になりにくいからです。自宅で食事会を開催しようとすると、どうしても準備や掃除などに気がとられ、かえって負担になってしまう可能性があります。 自宅で食事会を開くメリットは、慣れた環境で自由がきくことでしょう。大勢でワイワイと楽しみながら食事でき、好きな料理ばかりを選んで並べることができます。そして、時間に縛られずゆっくりと楽しめますよね。  

プレゼントを渡す

食事会とセットにしてプレゼントを用意する場合もあるかと思いますが、食事会を開かない場合や家族以外の方への還暦祝いには選びやすい方法です。 遠方に住んでいて、どうしてもお祝いの席に駆けつけることができない時にもよく選ばれます。 プレゼントは、基本的には本人が喜ぶものであれば何でもオーケーです。プレゼントとして相応しくないものや人気のプレゼントについてはまた後ほどご紹介します。  

熨斗の書き方と選び方

還暦祝いとしてプレゼントを渡す時、熨斗(のし)は必要なのか?と疑問に思いますよね。もし、より丁寧な方法を選びたいのなら熨斗もつけましょう。特に、会社の上司や恩師などへのプレゼントなら、あった方が良いです。 水引は紅白の蝶結び、表書きは「還暦御祝」や「御祝」が相応しいです。心配な方は、熨斗をつけてくれるお店でプレゼントを選ばれることをおすすめします。  

赤いちゃんちゃんこが喜ばれないって本当?

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【総集編】傘寿祝いで知っておくべき知識とおすすめのプレゼント、現代の祝い方

傘寿祝いは、80歳を迎える方をお祝いする行事です。長寿祝いはいくつかありますが、それぞれが人生一度きりの大切な節目と考えられています。 両親や親戚、お世話になった上司など、80歳を迎えることができるのはとても喜ばしいことですね。ぜひ、大切な方の人生の節目は、日頃の感謝やこれからの健康を祈ってお祝いしましょう。 とはいえ、傘寿祝いをする機会は人生の中でもそう多くはありません。どうお祝いすれば良いのか、マナーやしきたり、方法、プレゼント選びなど、困ってしまうことは多々あるでしょう。 そこで今回は、傘寿について知っておきたい知識や情報をまとめてみました。これから傘寿祝いを計画する方に、ぜひ読んで頂きたい内容にしていますので、最後まで目を通して頂ければと思います。

傘寿祝いの由来

傘寿祝いは、80歳を迎えた方へのお祝いです。 なぜ、傘寿と呼ぶのか気になりますよね。 長寿祝いは、それぞれが語呂合わせのような形で名付けられています。傘寿については、「傘」という字を略字にしてバラバラにすると「八十」となることから名付けられてとされています。 長寿祝いは中国から伝わった風習ですが、もともと日本にも長寿を祝う習慣はありました。時代の流れとともに日本でかつてお祝いされていたものの一部は、現代では行われていないものもありますが、傘寿は長寿祝いが庶民に広がるようになった頃に日本でできたお祝いの1つです。 日本は、世界トップレベルの長寿国として知られています。平均寿命は男女ともに80歳を超え、もはや60歳の還暦は長寿祝いというイメージからはかけ離れ、人生の大きな節目のお祝いとして認識している人もいるでしょう。 そうしたことから、傘寿からが本当の長寿祝いらしいと感じる人もいるかもしれませんね。 長寿祝いは、60歳の還暦、70歳の古希、77歳の喜寿、そして80歳の傘寿と続き、それ以降もいくつかあります。喜寿と傘寿の間は3年ほどしかあいていないため、「本当にお祝いする必要があるの?」と思われるかもしれません。 しかし、高齢になると毎年お正月や誕生日を無事に迎えられることが、かけがえのないものとなります。ぜひ、傘寿のお祝いも何らかの形で行って差し上げましょう。

傘寿祝いのタイミング

よく、長寿祝いは「数え年」で行うと紹介されていますね。この数え年の仕組みについて、現代の若い世代の人は分かりにくいと感じるのではないでしょうか。 結論から言うと、最近の長寿祝いは「満年齢」で行っても問題ないとされ、実際に満年齢で80歳を迎えた頃にお祝いする家庭が非常に多くなっています。 しかし、80歳の傘寿を迎える方の世代では、数え年として年齢を数える習慣が残っているかもしれませんので、どのタイミングでお祝いするのかは話し合っておいた方が良いでしょう。

数え年と満年齢

数え年は、生まれた瞬間を1歳とし、正月を迎えると1歳年をとるという、日本に古くから伝わる年齢の数え方です。昔の人は、誕生日という概念はあまりなく、正月にみんな1つ年をとっていたということですね。 一方で、満年齢は生まれた瞬間を0歳とし、誕生日が来るごとに1歳年をとります。現代は満年齢で数えることが一般化しているため、多くの人はこの数え方が当たり前になっていますね。 数え年という考え方が徐々に知られなくなっている世の中ですが、地域によっては長寿祝いを数え年で行う風習が残っているところもあります。特にこうした決まりがない場合は、満年齢で傘寿祝いをしても何ら問題はありません。

傘寿祝いは誕生日にするべき?

さて、次は傘寿祝いを行う日程について見てみましょう。傘寿のお祝いは、誕生日に行った方が良いのかどうか、気になりますよね。 同居家族が傘寿を迎えるのであれば、誕生日にお祝いするのも無理がないかもしれません。しかし、お祝いの方法や参加者によっては、誕生日が必ずしもベストとは限りません。 結論から言うと、傘寿祝いは誕生日に行わなくても大丈夫です。誕生日に近い休日やお正月、敬老の日など、離れて暮らす家族が集まりやすい日やお祝いしやすい日に設定しましょう。 特に、80歳にもなると、家族がたくさん揃って過ごす時間こそが宝物だと感じる方が多いです。そのため、出来るだけお祝いに集まりやすい日を選ぶことをおすすめします。

傘寿のシンボルカラー

長寿祝いには、それぞれシンボルカラーがあることをご存じですか?還暦の赤色はあまりにも有名ですが、傘寿の場合は黄色です。 もっと具体的に言うと、黄色や金茶色、金紫色がシンボルカラーとなっています。そのため、傘寿祝いのギフト用のものの中には、黄色や紫色が使われていることがあります。 そのため、傘寿のシンボルカラーが黄色と紫色のどちらなのか、混乱するかもしれません。これには様々な説があり、どちらが正解と言えない状況です。 しかし、傘寿のシンボルカラーは黄色だとし、黄色にちなんだものが多く販売されています。どちらでも問題ありませんが、70歳の古希、77歳の喜寿はともに紫色がシンボルカラーになるため、黄色を選ばれるケースが多いようです。 黄色は、昔から縁起の良い色だとされてきました。色の印象からもわかるように、とても明るく元気な気持ちになれるような色ですよね。黄色は幸せを呼ぶ色と言われたり、中国の皇帝を表す色だったりと、大切にされてきた色であることから、傘寿祝いにはぴったりなのではないでしょうか。

黄色のちゃんちゃんこは贈るべき?

還暦は赤のちゃんちゃんこ、古希や喜寿は紫のちゃんちゃんこ…。古くから伝わる慣習で、プレゼントの定番とされていますが、現代は事情が少し変わってきているようです。 還暦の赤いちゃんちゃんこは、人によっては喜ばれなくなっているといいます。赤いちゃんちゃんこが、あたかも「お年寄り」の象徴のようで、自分が袖を通すのは抵抗があると感じる人もいるようですね。 確かに、昔に比べると平均寿命が伸び、還暦の方にお年寄りというのは失礼にあたります。70歳、80歳を迎えても元気で活発な人はたくさんいらっしゃいますから、「年寄り扱いされたくない」と考える人にとっては、抵抗があるかもしれませんね。 その一方で、記念写真を撮影する時などにちゃんちゃんこを着てみたいと考える人もいます。ですから、傘寿に黄色いちゃんちゃんこをプレゼントしようかどうか悩んでいる方は、本人が喜ぶかどうかを最優先に検討してみてはいかがでしょうか。 ちゃんちゃんこは、もらってもその後の使い道に困るという人も多いですから、プレゼントする際は他のプレゼントに添える形で渡すと楽しみが増えるのではないでしょうか。

傘寿祝いの方法は?

傘寿祝いは、食事会を開いたり、プレゼントを渡してお祝いする方法がよく選ばれています。ここでは、傘寿祝いをする際の注意点を含めて見てみましょう。

食事会を開く

傘寿の方を囲んで行う食事会は、お祝いの形としてとてもよく選ばれています。外食して普段食べる機会の少ない手の込んだ料理を味わったり、非日常を感じながら楽しむのも良いですね。外食のメリットは、自宅での準備の心配がない点もあげられます。 もちろん、自宅でゆっくりくつろぎながら、食事を楽しんでも良いでしょう。自宅で食事会を開くメリットは、移動や予約の心配をしなくても良いことや、時間を気にせずに楽しめること、休みたい時にはすぐに休めることなどがあげられます。 80歳ともなると、病気や体力の低下などによって、移動が難しくなったり介護が必要になったりすることもあります。食事会で疲れてしまわないように、どこでどのように行うのがベストなのかは、本人の状態を配慮しながら決めていきましょう。 また、病気の治療中であれば食べられない食材があったり、塩分や糖分に気を付けなければならないこともあります。事前に、どのような食事が食べられるのかは確認しておきましょう。

プレゼントを渡す

食事会を開いている時にプレゼントを手渡すケースも非常に多いです。もし、食事会に参加できなくても、プレゼントだけ贈る方法もあります。 プレゼントを選ぶ時には、記念に残るようなものや実用的なもの、趣味や嗜好にマッチするものなどが喜ばれます。 本人の好きなことに着目すると、喜ばれるプレゼントを選びやすくなりますので、ぜひ日頃のコミュニケーションの中からさりげなく探ってみてください。 なお、プレゼントは基本的に本人が喜ぶものであれば何でも良いですが、縁起の悪いものや失礼にあたるものは避ける必要があります。具体的に避けるべきものについては、また後ほど詳しくご紹介していきます。

家族旅行に行く

傘寿を迎える方の状態にもよりますが、体力が十分にあり旅行好きな方であれば、家族揃っての旅行でお祝いするのもおすすめです。 予算に限りはあると思いますが、近場であっても普段生活する場所から少し離れるだけで気分転換になりますし、その土地の美味しい料理も味わえます。 80歳になると、一人あるいは夫婦二人で旅行したくても、何かあったときが心配で行けないというケースが多いです。家族旅行であれば、頼りになる人が側にいるという安心感から、存分に楽しめるのではないでしょうか。 もし、家族旅行の計画をたてるのであれば、移動やスケジュールに無理はないか、滞在先はバリアフリーかどうかなど、本人に負担がないように注意しましょう。

傘寿のプレゼント選びのポイント

では、プレゼントを選ぶ際のポイントをまとめてご紹介します。

傘寿祝いの予算はどのくらい?

傘寿祝いのための予算は、とくにこれといった決まりがないため様々です。おおよその目安としては、1万円~3万円の範囲内が多いようですが、プレゼントの内容やお祝いの仕方によって変わってくるでしょう。

プレゼントに熨斗はつけた方が良い?

熨斗をつけるとより丁寧な形になります。プレゼントを宅配便などで送る場合や、プレゼントのみを手渡す場合には熨斗があった方がベターでしょう。 熨斗の表書きには、「御祝」や「感謝」などが一般的ですが、親しい間柄であれば「ありがとう」などの少しくだけた表現を選ばれる方もいます。水引については、何度あっても良いおめでたいことなので、紅白の蝶結びを選びましょう。

傘寿祝いのタブー

お祝いの品としては適していない、縁起の悪いものや失礼にあたるものを選ばないように注意しましょう。 「死」や「苦」を連想させるシクラメンや櫛(くし)、お葬式を連想させる緑茶は縁起が悪いとされています。その他にも、黒一色のものや黒と白の二色だけのものについても、不吉だと感じる人が多いです。 靴下や下着、マット類といった踏みつけるものは失礼にあたるとされ、「老い」を感じさせる杖や老眼鏡、補聴器なども避けた方が良いです。 パジャマなどの寝具については、様々な意見があります。基本的には、寝具は寝たきりを連想させるため長寿祝いには相応しくないと言われています。しかし、上質なパジャマは心地よい睡眠を助けることから、実用性が高く喜ばれるのも事実です。病気やケガなどで、パジャマを着て過ごす時間が多い方にも、実際は喜ばれるかもしれません。これは価値観の問題もあるため、相手の考え方を尊重し検討されることをおすすめします。

傘寿祝いに人気のプレゼント

具体的に、プレゼントの品として人気のものをいくつかご紹介していきます。もし、何をプレゼントしたら良いのか迷った時には、参考にしてみてください。

お花

お花は、おめでたい時に欠かせない定番のプレゼントですね。傘寿のシンボルカラーである黄色のお花を選ぶと、その場が明るくなるでしょう。 特におすすめなのが、黄色い胡蝶蘭。胡蝶蘭には、幸福が飛んでくるという花言葉があり、これからの幸せや健康を願う気持ちを込めることができます。 その他にも、バラやガーベラ、フリージア、シンビジウムなど美しい黄色のお花はたくさんあります。花言葉などにこだわってプレゼントしたい場合は、花屋さんに傘寿祝いであることを伝えてアレンジしてもらうと良いでしょう。 近年では、プリザーブドフラワーのプレゼントも人気です。プリザーブドフラワーは、生花を特別な方法で加工し、水やり等の手入れをしなくても長く美しい状態を保ってくれるお花のことで、見た目は生花とさほど違いません。

お酒

毎日の晩酌を楽しみにしている方には、お酒のプレゼントもおすすめです。お酒の種類は本人の好みに合わせると良いでしょう。お祝いの場面にふさわしい、日本酒やシャンパンなどにすると、みんなで飲んで楽しむこともできますね。

趣味にちなんだもの

ゴルフや運動、手芸、料理など、傘寿を迎える方の毎日が楽しくなるようなグッズもとても喜ばれます。あると便利なものに着目すると、「こういうのが欲しかった!」と感動してもらえるのではないでしょうか。

癒しグッズ

年を重ねると、足腰が痛いなど不自由さを感じる方もいます。マッサージチェアは大きすぎて置場所に困ったり予算をオーバーするなども考えられますが、小型のマッサージグッズであれば比較的リーズナブルで便利です。座布団のようにして使えるものや、ハンディタイプのものなど、気軽に使えるマッサージグッズであれば使いやすいのではないでしょうか。

ファッションアイテム

高齢になると、ついつい家に閉じこもりがちになり、おしゃれをして出掛ける機会が少なくなる傾向にありますよね。 介護が必要な方であればなおさら、出掛けることが億劫になるかもしれません。 しかし、閉じこもりは足腰の力をさらに弱める原因にもなりますから、適度な運動は大切です。 ストールや帽子など、身に付けやすいファッション小物をプレゼントすると、お出掛けが楽しみになるきっかけにつながるかもしれません。

メッセージカード

どんなプレゼントであっても、大切なのは気持ちが伝わることです。日頃の感謝の気持ちや、これからの健康を祈る気持ちなど、きちんと伝えるチャンスでもあります。プレゼントには、ぜひメッセージカードを添えて、気持ちが伝わるものにしましょう。

2020年新型コロナウイルス発生以降の傘寿祝いはどう祝う?

2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、思いがけず生活の変化を余儀なくされた方が多いでしょう。外出自粛、飲食店や商業施設の休業、テレワーク…。オリンピックの延期以外にも、身近なところで様々な変化が起こっています。 こうした事情から、傘寿祝いについても、定番の方法が必ずしも良いとは言えなくなりました。今回ご紹介した方法や内容によっては、見直すべきところもあるということです。 例えば、外食や旅行。そして、遠方の家族の帰省ですね。これらは、新型コロナウイルスの感染リスクがあるうちは、避けた方が良いお祝いの方法と言わざるを得ません。 外食や旅行は、感染リスクが少なくなって安全に安心して行える時期を待つべきですね。きっと、こうした事情は、傘寿を迎える方も分かってくれることでしょう。 何より大切なのは、傘寿の迎える方の健康を守ることです。そして、傘寿をお祝いする家族や身の回りの方の健康を守ることです。

2020年の傘寿祝い、どう祝う?

「うちで過ごそう」と叫ばれるうちは、傘寿祝いの方法も感染リスクを避けて行う必要があります。工夫次第で、きちんとお祝いすることは可能です。 例えば、自宅でテイクアウトのオードブルを頼んだり、食材を取り寄せて手の込んだ料理を作り、食事会をする方法です。自宅で同居している家族であれば、このようなお祝いが可能ですね。 もし、離れて暮らしている場合は、プレゼントを宅配してもらい、お祝いしても良いでしょう。電話やテレビ電話を使うと、離れていても同じ時間を共有することができます。 外食や旅行を楽しみにしていた方には、少し楽しみが延びたということで納得してもらいましょう。無理をして旅行にでかけても、きっと心から楽しむことができないはずですから、それまで元気でいてくださいと伝えてみてはいかがでしょうか。 高齢になると、病気は重症化しやすくなり、新型コロナウイルスが命に関わることだってあります。傘寿祝いは特別な節目だからと、離れて暮らす家族が帰省するのはおすすめできません。事態が落ち着くまでは、万が一のことを想定して行動しましょう。

2020年傘寿祝いのプレゼントは記念日新聞つきの名入れ酒がおすすめ

傘寿のお祝いのプレゼントには、おめでたい席に相応しい名入れ酒がおすすめです。 当店の名入れ酒は、傘寿のシンボルカラーである美しく上品な黄色のボトルと、本物の手漉き和紙のラベルで世界に1つだけのお酒が作れます。ラベルに書かれる文字は、ご本人の名前をメインにすることも可能。「これからも長生きしてね」などのメッセージも入れることができます。 プレゼントに相応しく、桐箱に入った状態で風呂敷に包みお届けします。離れて暮らす家族から傘寿を迎える方へのプレゼントにもぴったりですし、同居している方であってもプレゼント選びのための外出をしなくて良いため安全に手配できます。

記念日新聞とは?

記念日新聞は、過去の新聞のコピーのことです。生まれた年の新聞や、特別な時代の新聞など、過去の好きな時代の新聞に目を通すことができます。 当店の名入れ酒には、生まれた年の記念日新聞もついてきてお得です。傘寿の方が生まれた時代のことを改めて知ることができ、きっと懐かしい気持ちになってもらえることでしょう。 記念日新聞をきっかけに、傘寿祝いのひとときが盛り上がり、とても楽しい時間が過ごせるのではないでしょうか。

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